以下のようなご質問をいただきましたので、簡単に回答します。


■ご質問内容

米国の大統領選の決着が最終的に確定し、今週バイデン次期大統領が就任。

経済対策も提示され、これ以上の好材料はないからグローバルで株価は一旦調整局面入りではないか?

だとすれば、日経平均株価も29000円の手前で折り返し、調整入りならプットを買いたいが期近(21年2月限)、または期先(21年3月限以降)のどちらを選んだらよいのか?

具体的に、どの辺の権利行使価格(ストライク)を買えばよいのか?


 

まず、SQ(満期)まで2週間を切ってしまったら、オプション価格(プレミアム)の減価が激しくなるので、敬遠して期先(現在では21年3月)を物色するべきです。

21年2月限のSQは2/12、つまり本日はまだ24日前ですから、迷うことなく21年2月限を使うべきです。

どの権利行使価格を買うかですが、現在地(ATM)から遠いところ(FOTM)ほど感応度が低いとお考え下さい。

あとは費用対効果ということになりますが、下落してぎりぎり到達しそうもない権利行使価格を買うのがベストです。

詳細には書きませんが、到達してさらに下落が進むと、今度は流動性が急低下して決済に難儀します。

細かいところは、しっかり勉強していただく必要があるのですが、プットの買いを掛け捨てとして考えるなら、この程度で十分でしょう。