景気敏感株主導でS&P500、ナスダックが史上最高値を更新し、米金利上昇から、主要通貨に対して米ドルが反転上昇して引けています。

今月は米株の上げが突出、月末フローは米ドル売りの可能性が高いでしょう。

米国での新型コロナの新規感染者数は、8/23まで9日連続で5万人を下回り、2か月ぶりの水準まで低下、米政権が英アストラゼネカのワクチンも緊急使用も検討と伝えられました。

来年の夏までに多くの国際線の運航を再開予定と報じたデルタ航空などが大幅高、景気敏感株主導でS&P500、ナスダックは史上最高値を更新して引けています。

上値を拡大した米株を背景に米金利が上昇、為替市場では米ドルが買い戻され、EURUSDが昨日高値1.1849より反落、USDJPYも欧米時間の安値105.70より反発して引けています。

やはり今週は、8/27-28のカンザスシティ連銀主催の「ジャクソンホール会合」のパウエル議長の講演の注目度が高く、為替市場は小動きが継続かもしれません。

8月も下旬、月末の資金フローが気になるところですが、足元で米株が堅調さを維持、一方で、米ドル安を主導してきたEURUSDの上昇は一服と月初の水準から大きく動いていません。

こうなりますと、グローバルで米ドル建ての米株の時価総額の増加(増価)が突出してきますので、月末に比較的まとまった米ドル売りが持ち込まれる可能性が高くなります。

この先の数日の値動きでも大きく変化してきますので、SmartLogicFXのなかでは金曜には詳細にまとめてみたいと思います。