昨日後半は、安倍首相の辞任説まで飛び出す事態になりました。

現実的に本当に辞任となれば、為替市場は円高で反応する公算が大きいです。

USDJPYはTC30分ではデッドクロスから反落を示唆しています。

昨日の安倍首相の検査入院ですが、すでにネット上では「8月24日、または8月31日の辞任説」まで飛び出し、さまざまな憶測を呼ぶ事態になっています。

やはり、昨日も申し上げましたが、一つの政権というのは永遠に存続するわけはなく、そうした観点から考えると、将来的な安倍首相の辞任はやはり円高要因でしかありません。

さて、8/15に米国債の大量償還を終えて、利金(利息部分)は必ず円転(円買い)となると申し上げましたが、この分がまだ市場に残っているとすると、やや円買い要因が残ります。

8月は中盤までUSDJPYが上昇、107円台を回復していたこともあり、「今年の場合は8月の円高は杞憂」とまで指摘されていました。

足元で、TC30分でみれば、短期線が長期線を下回りデッドクロスを形成、陰転してきました。

今月の月初の水準は105.80付近、これを下回って今月が終われば事実上陰線で終了となりますから、ハードルはそれほど高くありません。