昨日の場合、EURUSDの1.1800のオプションが上値をおさえた可能性が大きいでしょう。

ただ、為替市場、特にEURUSDの出来高は大きく、大きなトレンドのなかでは、その影響は小さいという認識です。

米国ではトランプ大統領が、追加の経済対策の大統領令に署名、金曜の米雇用統計後の米金利の上昇は続き、主要通貨に対する米ドル買いからEURUSDは日足で2日続落となっています。

昨日の場合、比較的まとまったサイズのオプションのストライクが1.1800にあり、こちらがEURUSDの上昇に一定の歯止めをかけたことになります。

ただ、為替市場は大きく、BIS(国際決済銀行)の統計では、一日の世界の出来高の約40%を占めるのがEURUSDの取引ですから、中長期でみた場合は、特に考慮に入れる必要はありません。

TC30分でEURUSDをみますと、短期線が長期線を下回り、一旦デッドクロスを形成、見た目では一旦上昇のラリーが収束しているようにも見受けられます。

ただ、上昇後に高値圏でウェッジを形成していると考えれば、調整局面は買いということになります。

テクニカル的には、8/3の安値1.1696を割らないことが理想ですが、仮に割っても中長期のユーロ買いの流れは不変だと思います。

※TC=TwinCloud、SmartLogicFXのなかで頻用するインディケーター