RBAロウ総裁が現行の豪ドル高を追認し、オセアニア通貨は反発しています。

原油先物が40ドル台へ回復し、資源国通貨高となっています。

米国第2弾の現金給付の可能性が示唆され、ややポジティブなニュースが続き引けとなりました。

昨日の東京時間は、RBA(豪州準備銀)のロウ総裁が豪州国立大学で講演、「現行の金利水準が何年も続く公算、豪ドル過大評価といえず」と現行の豪ドル高を追認する姿勢をみせました。

週明けのウェリントン市場で、ややギャップダウン(下窓)で寄付いた豪ドルはAUDUSDで昨日安値0.6810水準、AUDJPYでも同72.75付近より大きく反発しています。

欧州時間に入り、「イタリア政府が150-200億ユーロの新型コロナ対策を検討」(関係筋)、と報じられ、ユーロも主要通貨に対し、アジア時間の安値より反発となりました。

米国時間に入り、原油先物が3日続伸となり3月以来となる40ドルの大台を回復、資源国通貨が対円でさらに買われ、AUDJPYで昨日高値73.99、CADJPYでも同79.08を示現しています。

トランプ大統領から「新型コロナへの経済対策として国民への第2弾の現金給付の可能性」が示唆され、ダウは午後に入り一段高、ナスダックは10000の大台を回復しています。

「製薬大手ギリアド・サイエンシス社が、新型コロナ治療薬のレムデシビルを年末までに200万人分目指す」と報じられたこともこうした動きを後押ししています。

昨日一日をみてみますと、どちらかというと小粒な内容のヘッドラインに反応した感が強く、全般材料難のなかで、ここから買いが続くかな?というイメージを持っています。