バイオベンチャーのモデルナは、新型コロナウイルスの治験結果が良好と報じ、株高、クロス円上昇へ。

独仏のユーロ基金の提案もあり、市場のセンチメントは大幅改善しています。

米バイオ医薬ベンチャーのモデルナは、新型コロナウイルスの初期の治験結果は有望、副作用もみられず、開発と並行して量産に向け準備と発表しています。

ダウは寄付きから上げ幅を急拡大、米金利は上昇、為替市場ではリスクオンの動きからクロス円が買い戻され、EURJPYで昨日高値117.24、AUDJPYでも同70.07を示現しています。

「独仏両国はEU加盟国の経済再建のために5000億ユーロの基金設立を提案」と報じられ、主要通貨に対しユーロが買われたことも、この動きを後押ししています。

日本時間、今晩23:00からの米上院銀行委員会での議会証言の証言原稿がすでに公開されています。

ムニューシン財務長官、「経済状況は第3、第4四半期に改善すると予想」

FRBパウエル議長、「景気の下落の勢いとスピードは前例がない」、「FRBは経済支援のためにあらゆる手段を講じる」

特にサプライズ等はなく、無風通過となりそうです。

一日を通じてみると、主要通貨の騰落は対米ドルで最強通貨はNZD(+1.73%)、AUD(+1.72%)、最弱がJPY(-0.24%)、CHF(-0.10%)、ですから、典型的なリスクオンの日とわかります。