米国最大のETFが原油先物6月限の持ち高をすべて解消すると発表し、原油先物価格が急反落へ。

豪銀大手がRBNZの年内マイナス金利の採用を予想、NZドルが伸び悩む場面もありました。

昨日は、欧米時間に入り米国の原油市場で最大のETFであるUSO(ザ・ユナイテッド・ステイツ・オイル・ファンド)が、期近の6月限の持ち高をすべて解消すると発表しました。

6月限も最終売買日に向けて再びマイナスになるのではと見方が台頭、原油先物市場には売りが集中、一時11.88ドルと前週末比で-30%近い急落を演じました。

米金利は低下、為替市場では主要通貨に対して米ドルが売られ、USDJPYはアジア時間の安値を更新する昨日安値116.99、EURUSDでも昨日高値1.0860を示現しています。

豪州4大銀行の一角、ウエストパック銀行は「RBNZ(NZ準備銀)が遅くとも11月までに政策金利を-0.5%まで引き下げる」予想を発表、NZドルが伸び悩む局面がありました。

新型コロナウイルスに感染していた英国のジョンソン首相が3週間ぶりに職務復帰、やや英ポンドが買われる場面もありましたが、一時的な反応となりました。

今週、この先に控える米欧2中銀の金融政策の発表を控え、多くの市場参加者が様子見に転じています。