トランプ大統領が新たな指針を発表、リセッションの可能性に言及し、センチメントを一段と悪化させました。
米ドル資金需要のひっ迫は継続、為替市場でも米ドルの下げ余地が限定的の背景となっています。
昨日早朝にFRBが利下げを実施、日銀も会合の日程を前倒しETFの買い入れ増を発表しましたが、欧米株は下げ止まらず、現金化の動きが継続、原油、金どちらも急落しています。
トランプ大統領が「新型コロナウイルスの感染拡大は今年7-8月まで続く、米国経済がリセッション(景気後退に)陥る可能性」に言及、センチメントを一掃悪化させました。
3月NY連銀製造業景気指数は-21.5と2009年3月以来のマイナス幅、S&P500の変動率を示すVIX指数が82.69、リーマンショックの際の週間風速89.53の一歩手前まで迫りました。
原油先物価格の28.70までの下落は想定内としても、金は5日続落の1486.5、通常こうした混乱期であれば買われて当然ですが、「格好の換金売りの対象」となっています。
各国中銀が米ドル需要の融通を表明していますが、依然米ドル資金を取れなくなる恐怖心から米国債の金利低下も限定的、つまり米国債にも依然換金売りが続いているようです。
この先、市場の米ドル買いが継続する可能性があります。
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