英国では合意なき離脱反対法案賛成で除名の可能性があります。
総選挙実施計画と伝えられ英ポンドが大きく値を下げる動きをしています。
米中協議難航の報道で人民元安が再加速し、市場のセンチメントは悪化へ向かっています。
昨日は欧米時間に入り、複数の英国メディアより「合意なき離脱を阻止する法案に賛成した保守党議員を党から除名、次期総選挙で公認しない検討」と報じられました。
さらにジョンソン首相は、EU離脱をめぐる英議会の投票で敗北の場合、10/14に総選挙の実施を計画とも伝えられています。
EU離脱をめぐる不透明感から英ポンドの売りが強まり、GBPUSDで昨日安値1.2035、GBPJPYでも同127.88を示現しています。
中国商務省は「米国の追加関税、米中首脳会談の合意を破る」、少し時間を置いて「米国をWTO(世界貿易機関)に提訴」と発表しました。
その後、一部報道で「米中が予定している9月の貿易協議の設定は難航」とも伝えられました。
ダウ先物が先週末比で下げ幅を200ドル超まで拡大、為替市場ではUSDJPYやクロス円が高値圏から反落、前者でこの時間の安値106.06、AUDJPYでも同71.23まで下げ幅を広げました。
レーバーデーの祝日であったために、市場参加者も限られ以降の金融市場は全般小動きとなりそのまま引けています。
本日はRBA(豪州準備銀)が政策金利を発表予定(13:30)、市場予想は据え置きに大きく傾いており、この会合での利下げの確率は15%程度です。
ただ、先月8/7、RBNZ(NZ準備銀)が50bp(0.50%)のサプライズの利下げを実施して以降、この会合への注目度が非常に高まっています。
米国では、米経済の代理変数と称される8月のISM製造業景気指数の発表が予定(23:00)されています。