トランプ大統領がイランへの追加制裁を発表しました。
USDCHFで静かに米ドル安が進行、市場の底流でしょう。
この先の米国の利下げの織り込みがさらに進むなか、米ドルの戻りをさらに限定的としています。
目立った経済指標やニュース等ないなか、米国時間に入りUSDJPYが昨日高値107.54を示現する場面がみられました。
しかし、その後は再度米金利低下から107.25までの反落となっています。
この動きのなかで、トランプ大統領は「イランに追加制裁、最高指導者ハメネイ氏も対象に米国内の資産凍結へ」と発表しています。
米株を筆頭に、昨日上伸したAUDUSD(+0.51%)やNZDUSD(+0.41%)もこの時間以降は伸び悩んでいます。
一方で、USDCHF(-0.44%)では静かにCHF買いが進行しています。
米-イランの緊張の高まりや、米金利の低下を受けた影響でしょうが、昔からUSDCHFの動きこそ市場の底流といわれています。
足元でここからの米国の利下げ、2019年末まで2.96回、2020年末では4.4回を織り込み、さらに7/31のFOMCでは50bp(0.50%)の利下げを42.6%(25bpは57.6%)も織り込んでいます。
この金利の動き、米ドルの戻りをさらに限定的としています。
本日は26:00よりFRBパウエル議長の講演がNYで予定されている程度で目立ったイベント等はありません。
米ドルの戻り売り方針は変わらずです。