【今週は細かいイベントはありますが、流れを作りそうなものは概して少なめ、各通貨をまとめてみました。米国で長短の金利差の縮小が鮮明で、これは中長期のリスク要因でしかありません】

週明け月曜のウェリントン市場では主要通貨は、前週末比ではややドル安で推移、ビッド・オファーは開いているのでその中心値で、

USDJPY 110.42、EURUSD 1.1743、EURJPY 129.68、GBPUSD 1.3323、NZDUSD 0.6837程度です。

市場全体を見渡しましますと、変動率の低下、大きく市場を動かす経済指標、イベントも今週は少なめとなっていますが、そのなかでは、

今週7/11にBOC(カナダ中銀)が政策金利を発表しますが、利上げ確率(織り込み)は90%弱まで高まっています。

8/2のBOE(イングランド銀行)の利上げ確率(織り込み)が80%と上昇してきましたが、今週は総裁と2名の副総裁の講演が予定され注目です。

一旦悪化した経済指標は持ち直し実際に利上げが視野に入ることから、押し目ではGBPUSDを拾いたいと思います。

7/3の本欄で指摘しましたUSDJPYの季節性ですが、中長期でみた場合、米国の長短金利差の縮小はやはりリスク要因でしかなく、上値を追う動機には乏しいと考え戻りではショートの構築を考えます。

オセアニア通貨ですが、想定より戻っていますが、上昇トレンドに回帰したわけでもなく、対米金利差や中国景気減速より戻りは限定的とみています。

EURUSDですが、金融政策を反映する2年債程度の金利差はここにきて3.3%に迫り、EURUSDのロングを持つだけで日々大きなロールコスト(FX用語でスワップ金利)を払うことになるため、ロングは戦略外です。

■トレードポイント

●NZDUSD
ポジション:ショート

●EURJPY
ポジション:ショート

●USDJPY
ポジション:ショート

●GBPUSD
ポジション:(買い注文)

GBPUSDは利上げが視野に入り、TwinCloud30分でみてもゴールデンクロスを形成し底入れを示唆してきました。短期線の下限も時間の経過で上昇してきていることから、下限割れ付近より買い参入としています。

決済目途、ストップ、エントリーの背景等はSmartLogicFXまで。

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有料メルマガ+掲示板SmartLogicFXの記事を抜粋。

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