本日はRBAが13:30に政策金利を発表予定です。
ここまでの展開をまとめますと、「利下げ」、「据え置き」の可能性が完全に二分します。
どちらにも大きく動く可能性はありますが、破壊力という点では「据え置き」かもしれません。
本邦では令和最初の営業日、再び円売りが持ち込まれると読みます。
RBAはここまで29会合連続で政策金利を過去最低の1.5%に据え置きしています。
金融政策の変更が見込まれないなか、この数年、豪ドルは相場らしい相場から離れてきました。
一方で、隣国NZのRBNZ(NZ準備銀)は2月に世界景気の減速から「ハト派」に転じ、3月には一段と「ハト派色」を強める声明を発表しています。
しかし、ここまでRBAは『RBNZほどの強いハト派バイアスを市場に与えるに至っていません』。
こうした背景からAUDNZDはその後1.07台の乗せる局面もありましたが、豪州のかなり弱いCPI(消費者物価)の発表で反落となっています。
このCPIの発表以降、本日のRBAの「利下げ」確率を引き上げてきたわけですが、その確率は現在50%程度です。
本欄では今週の動画も含め何度か扱っていますが、米大手金融の一部を筆頭に、豪州の4大銀行の一角であるウエストパック銀行などは、本日のRBAの政策判断、「据え置き」としています。
実際、筆者が経済指標の日程等を確認しているサイトなどを再度チェックしても、「先週まで利下げ」としていましたが、書き換えられて『据え置き』としているサイトも見受けられます。
現状、このRBAの本日の政策金利の発表は『完全に割れています』。
通常、こうした政策金利の前に市場にオーダーを並べる人は存在しません。
そのため、発表直後の市場は流動性が大きく低下しており、上下どちらにも大きく変動する可能性を秘めています。
予断を持ってのぞむべきではありませんが、筆者はやや「据え置き」の可能性が高いのではないか?と踏んでいます。
トランプ大統領からの「追加課税の示唆」で一旦動揺した市場ですが、平静を取り戻しています。
株式市場を崩落させるつもりはなく、どうせ「交渉へのカード」と見限られているからでしょう。
本日は本邦では令和になり最初の営業日。
平成の最終日4/26の仲値(東京時間09:55)にかけは大きな円売り・外貨買いが持ち込まれました。
連休明けの本日も相応も円売りを想定します。
ここまで書いたところで、
※米国引け後、ライトハイザーUSTR代表から「対中関税、金曜に引き上げ」と伝えられ再度USDJPYが反落となっています。
■トレードポイント
上述の背景もあり、再度USDJPYを110.62で買い建てます。
以下のように整理しておきます。
●USDJPY☆☆☆
ポジション:110.62のロング
ストップ:109.99
●USDCHF☆☆☆
ポジション:1.0172のロング
現在のポジションサイズ★★★
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