米朝会談のタイムテーブル、英国の審議予定、FOMCへ向けて
【米朝首脳会談の日程を確認しています。朝鮮戦争終結宣言等の良好な結果を相応に市場は織り込んでいるとみられますが、ニュースヘッドライン等からの予期せぬに動きには要注意と考えます。米国の年末までの利上げですが、ここから3回フルに織り込んでもUSDJPYの年初来高値の更新はないと算出出来ました】
事前発表の米朝首脳会談の日程です(日本時間)。
午前10時(午前10時15分という報道もあり)会談開始、約45分の通訳のみを交えた会談、その後は両国高官を交えて討議、
午後0時30分、ワーキングランチ、
午後5時、トランプ大統領の記者会見、
午後8時、トランプ大統領は帰国の途、
金委員長はスイスへの留学経験があり、英語は堪能のはずですが、果たして本当に通訳が必要なのか疑問が残ります。
ここまで、「朝鮮戦争終結宣言」、「完全な非核化へのプロセスの確認」、「今後の協議の継続」、「制裁を緩めることなく北朝鮮の体制保障」、この程度を市場はほぼ織り込んでいると思われます。
要注意は、「トランプ大統領が途中で離席」というシナリオで、これには十分注意したいと思います。
さらに可能性として指摘させて頂きますと、AI(人工知能)やHFT(高頻度取引)によるニュースヘッドラインからの一方向への動きの暴走で、こちらも要注意でしょう。
本日、英国で「EU離脱に伴う関連法案の採決」が予定されています(昨日既報参照)。
今日明日で米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、25bp(0.25%)の利上げが確実視されています。
USDJPYが年初来の安値を付けた3/26以降、この利上げの2018年末までの織り込み回数とUSDJPYには相関があり、足元で年末までにここから2.2回を既に織り込んでいます。
今年の利上げですが、今回利上げが実施されると、次の焦点は残り1回か2回かということですが、残り2回となりますと年末までここから3回です。
では、ここから3回をフルにUSDJPYが織り込むとこちらと整合的な水準がどの位になるのか算出しますと、113.374と計算できます。
ちなみに、USDJPYの年初来の高値は1/8の113.38でした。
つまり理論上、ここから3回の利上げをフルに織り込んでも年初来高値の更新はありえないという結論になります。
相関図を添付していますのでご確認下さいませ。
■トレードポイント
米朝会談の結果、場合によってはFOMCの結果をみてから動きたいと考えていますので、ポジションはありません、様子見です。
デイトレも同じです。
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