先週の動き
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が上昇、つまりドルが下落して引けています。
上昇上位より、AUD(+1.08%)、GBP(+0.85%)、CHF(+0.79%)、EUR(+0.59%)と続いていますが、1/6からのドルの買い戻しの反動、週明けの2/15が米国市場がプレジデンツデ―の休場でもあり、短期的なポジションを落とす動きが先行したのだと思います。
先週予想した値幅と実際の値幅
USDJPY、予想した値幅、160pts
実際の値幅、126pts
EURUSD、予想した値幅、200pts
実際の値幅、129pts
EURJPY、予想した値幅、194pts
実際の値幅、86pts
引き続き、ドルが主導の動き、米雇用統計を通過してさらに材料難、中国市場春節(旧正月)入りもあり小動きの展開。
先々週に比べ、クロスであるEURJPYの値幅がさらに縮小しています。
今週予想する値幅、68%/95%の上限/下限
USDJPY、予想する値幅、140pts
68%上限/下限、104.22/105.62
95%上限/下限、103.52/106.32
EURUSD、予想する値幅、174pts
68%上限/下限、1.2033/1.2207
95%上限/下限、1.1946/1.2294
EURJPY、予想する値幅、176pts
68%上限/下限、126.29/128.05
95%上限/下限、125.41/128.93
今週の展望
週末、トランプ前大統領の弾劾評決で無罪と報道されていますが、市場への影響等はないでしょう。
今週は、週明け2/15が米国市場が休場、中国市場も2/17まで春節で休場ですから、やはり今週も先週に引き続き、特に前半は小動きの展開が継続でしょうか。
今週は、1月に大規模緩和継続を決定したFOMC会合の議事要旨が公開予定(2/17、28:00)、無風通過の可能性大でしょう。
新興国市場に目を転じてみますと、トルコが政策金利を発表予定(2/18、20:00)、据え置き予想ですが、おそらくタカ派の声明を続けてくるはずです。
TRY(トルコリラ)の対円相場は、11月の安値から直近高値まで25%の上昇、タカ派の声明で一段高の可能性もあります。
ただ、中長期では、依然慢性経常赤字国でもあり、トルコ中銀のリラ買い介入のための外貨準備も小さく、エルドアン大統領が果たして高金利を容認するかの問題もあります。
TRYのアップサイドへのポテンシャルは、ほどほどとみておきます。
ドルの強弱総点検 -ドル底入れ?
昨年春から今年の年初まで続いたドル安ですが、多くの通貨に対し、ドルは1/6付近の安値で底入れとなっています。
背景を動画にしましたので、ご覧ください。
https://youtu.be/yVESUAK6f3A
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