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英SKYニュースの報道でGBPUSDが1.35台を回復
昨日は欧米時間に入り、英SKYニュースの一部記者が「(英国政府関係筋の話として)英国とEU合意近い」、さらに「英国が妥協、合意が近い」と複数のメディアが伝えました。
ただBBCは「決着していない」とも報じ、やや情報が錯そうするなか、ポンドが主要通貨に対して買われ、GBPUSDで昨日高値1.3570、GBPJPYでも同140.32を示現しています。
その後、「英ジョンソン首相は(現地時間)17:00より会見予定」と報じられ、金融市場は様子見に転じたものの、予定時間を過ぎ会見のキャンセルが伝えられポンドは反落となっています。
米国時間に入り発表された先週1週間の新規失業保険申請件数は、80.3万人と市場予想を下回り、さらに米11月耐久財受注も市場予想を上回り7か月連続でプラスを維持しました。
米株は寄付きから堅調推移が継続、ただ、トランプ大統領が議会が合意した追加の経済対策に不満を表明し、署名を見送りとも伝えられており、その後は伸び悩んで引けています。
ポンドの変動率
アジア主要市場は、欧米のクリスマス休暇入りを明日に控え、市場の流動性が静かに低下。
こうしたなかで、オプション市場から算出されるボラティリティ(変動率)が上昇しています。
昨日は、「英国とEU合意近い」との報道が相次ぎ1.35台を回復したGBPUSDですが、「合意が近い」と報じられている割にまだ1.35台?と伸びは今ひとつです。
クリスマス休暇をまたぐこの先1週間のGBPUSDのボラティリティが再び18.6%まで上昇。
この先1週間で697ポイント程度の変動を織り込んだ水準です。
正確には、1.3156-1.3853程度のレンジに値動きがおさまる可能性が38%ですから、クリスマス休暇中のスリッページを相応に織り込んだ変動率といえます。
クリスマス休暇中の外資系金融機関の顧客への対応
ポンドに関しては、合意で上昇、決裂で下落と単純な相場観位しかなく手出ししていませんが、この先、特に明日は開いているのが東京市場だけです。
グローバルで顧客の注文を回す外資系金融機関等は、明日は顧客の注文をロンドンやNYにパスすることはせず、東京支店が保持したまま週明けを待ちます。
この間は、「基本的に、相場が大きく変動して注文の水準に到達しても約定せず、Nothing
Done(約定なし)」で返却されます。
つまり、為替市場にはその分の注文が置かれないわけですから、流動性は一段の低下となります。
こうした金融機関の顧客への対応を前提とすると、明日(週末)にかけてはリスク量を落とす、またはポジションを一旦決済する等が求められます。
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