本日は月末、3月末が重なる特殊日、通常は発生しない特殊な資金フローが発生する可能性があり、株式市場では再度お化粧買いもみられます。

昨日は、日本の3月期末を控え、お化粧買いから日経平均株価が19000円乗せ、為替市場でもここまでの調整から米ドル買いが優勢、欧州時間にかけUSDJPYで昨日高値109.28を示現しています。

米国時間に入り、原油先物が3日続落となり再度20ドル割れ、ただ月末のリバランスから米国株は堅調推移から上げ幅を拡大、為替市場でも米ドルは高値圏での攻防が継続しました。

本日は月末、期末が重なる特殊日、毎年指摘していますが、1990年3月末の東京仲値(09:55)に途上国向け債権の一括償却で、USDJPYは5分で3円の急騰、急反落を演じています。

その後も、期末は売り・買いどちらに傾くことも多く、特に今月の場合は、グローバルで株価の大幅下落を伴っていることもあり、レパトリの米ドル売りが出る可能性もあります。

おそらく本日は東京の仲値(09:55)、株式市場の大引け(15:00)、WMRフィクシング(ロンドン仲値、24:00)、米株の引け(29:00)にかけては特殊玉が出る可能性が大でしょう。

こうした特殊要因がなくなる来月以降、再び市場の焦点は米景気減速・リセッション⇒金利低下⇒米ドル安に戻る可能性が高いといえます。

 
 
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