ダウは一時下げ幅を1030ドル超まで拡大し、リスク回避の動きから、金利の市場では米国で年内2.3回の利下げを織り込んでいます。

再びUSDJPYの戻りが限定的となる要因となりました。

時間外のダウ先物に続き、米株は現物株取引が始まっても下げ幅を拡大、ダウは一時下げ幅を前週末比1030ドルまで拡大、USDJPY、クロス円が下落、前者で安値110.33を示現しています。

一日を通じてみると、主要通貨の騰落は対米ドルでJPY(+0.71%)が首位、EURはフラット、下落上位はCAD(-0.49%)、AUD(+0.37%)、クロス円が下げを主導したことになります。

昨日の市場の特徴は、新型肺炎の感染が拡大した地域の株価指数が下げを主導、アジアでは韓国、-3.87%、欧州ではイタリア、-5.43%と突出しています。

こうなってしまうと、先週のUSDJPYの112.23までの上昇は、短期筋の損失回避の動きか、一時的な円売り・米ドル買いの資金フローであった可能性が高くなります。

昨日のダウの急落を受け、金利の市場では2020年末までの利下げの織り込みが急加速、足元で2.3回を織り込んでおり、USDJPYの再上昇にはこちらの解消が必須でしょう。

 
 
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