台風15号に続き、19号の襲来で被災された方にお見舞い申し上げます。
英国のEU離脱関連報道から英ポンドは右往左往し、短期的にやや調整局面入りとの見方をしています。
米中協議の第1弾の合意、10/15の関税引き上げ回避は好材料ですが、その賞味期限は短時間と予想されます。
昨日は欧州時間に入り、新会期の開幕を迎えた英議会でエリザベス女王が演説、「10/31にEUから出ることを優先してきた」とジョンソン政権の方針を確認する場となりました。
匿名のEU高官から「ジョンソン首相が離脱案の議会承認を得られるか確信ない」との報道もあり英ポンドは反落、GBPUSDで昨日安値1.2516、GBPYJPYでも同135.50を示現しています。
その後に英ポンドは反発局面もありましたが、フィンランドのリンネ首相から「EU首脳会議前にブレグジット合意に至るには時間不足」との発言もあり戻りは限定的となりました。
米国ではコロンブスデーで債券市場が休場、中国から第1弾の合意署名を前にさらなる交渉をのぞむとの報道から、USDJPY、クロス円が反落となりましたが、この動きは続きませんでした。
米ムニューシン財務長官から「中国との第1弾の合意は重要。中国との第1弾の署名に向け協力」との発言からダウはマイナス圏からプラス圏へ、USDJPYも反発、戻り高値108.45をつけ引けています。