英ポンドが閣僚の発言もあり、2017年3月来の水準へ下落しています。

SNB(スイス中銀)のCHF売り介入が判明しました。

本日、日銀金融政策決定会合が終了し、市場予想は据え置き、ほぼ無風通過でしょう。

昨日の東京時間は、日経平均先物9月限(ミニ)がやや整理売りに押され21485円まで下値を拡大するなか、USDJPYも軟調推移、一旦昨日安値108.56まで弱含みました。

欧米時間に入り、英国の合意なき離脱の懸念強く英ポンドは軟調推移しています。

英ラーブ外相「EUが意固地を貫けば、我々は合意なき離脱へ準備」と流れるとこの動きが加速、その後にGBPUSDで1.2212の年初来安値を示現しています。

この動きのなかで、EUの報道官より「秩序だったブレグジットが理想」としながら、「(我々も)合意なき離脱の準備」と伝えられたこともこの動きを後押ししています。

9月のECB(欧州中央銀)の利下げが濃厚となるなか、SNB(スイス中銀)がCHF(スイスフラン)売り介入に転じたことが判明しています。

7/24までの週に市中の銀行がSNBに預ける要求払い預金が約17億CHF増加、その後7/25にはEURCHFは1.0964水準より反発、介入が継続されている可能性があります。

こちらのスイス、米国の財務省が半期に一度公開する為替報告書のなかでは今回2019年5月公開分では除外されたものの、2018年10月までは年間の為替介入額がGDPの2%を超え、要監視国の常連でした。

米ドル高けん制を繰り返すトランプ大統領を刺激、スイスを含む対欧州で再び米ドル高をめぐり火種となる可能性があります。

本日は日銀金融政策決定会合が2日間の日程を終了しました。

政策金利を発表しますが、市場の事前予想で据え置き、一部今後の見通しの変更を指摘する市場参加者もいますが、総じて注目度は低く無風通過でしょう。