米国の金利の市場では、金利が再低下、2020年末まで2.18回の利下げを織り込んでいます。
やや悲観的との見方もありますが、金利の再上昇には経済指標の改善や株価の急回復が必然であり、それが見込めないと、USDJPYも戻りは限定的と読みます。
昨日、アジア時間に一旦強まった株売り、リスク回避からの円買いですが、欧米時間にかけやや収束しています。
現在、クレディ・スイス主催、3/25-28の日程で香港でアジア投資会議(Credit Suisse Asian Investment Conference)が開催中、一部の発言が公開されています。
イエレン前FRB議長、「逆イールドの発生で即、景気後退に陥るわけではないが、FRBは今後利下げの可能性もあり」
シカゴ連銀のエバンス総裁、「経済の再浮上は否定しないが、FRBの次の政策変更、利下げである可能性が高い」としています。
昨晩、米株は先週末比ほぼフラットで引け、ただ金利の市場に目を転じますと、短期の金利が再低下、2020年末まで2.18回の利下げを織り込んでいます。
今朝のニュース、モーニングサテライトにJPMチェースの佐々木融氏が出演され、「2020年末まで2回の利下げの織り込みは悲観的過ぎる。USDJPYの109円台は徐々に底堅くなる」と話されていました。
こちらの発言、株価が下げ止まるという前提でお話しされています。
株価が底割れとなった場合、この限りではないということです。
■トレードポイント
※すでに動画のなか等でも申し上げていますが、本日、株式市場では「株主権利確定の最終日」です。
権利確定には本日引け時点で株を所有していることが条件で、明日手放しても権利は消滅しません。
つなぎ売り(注)をしている投資家も多いでしょうが、全てではありません。
本日、日経平均株価が強含んだところはUSDJPYのショート再構築の好機ととらえています。
以下のポジションは継続です。
●EURGBPのオプション、期日(満期日)4/10
EURプット/GBPコール、権利行使価格0.8600、買い
現在のポジションサイズ、★★
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