明日の朝になりますが、FOMCが終了、金融政策の発表、パウエル議長の会見と続きます。
ハト派色を強めた場合、どうしても金利の低下からドル売りイベントで終わる可能性が高くなります。
本日はFOMCが開催され、金融政策を発表、パウエル議長が会見します。
すでに今週の動画のなかで申し上げていますが、政策金利に変更が見込まれないなか、焦点は「バランスシート縮小の時期の明示」、と「長期の政策金利の見通しの引き下げ」です。
フラッシュクラッシュが発生した今年1/3以降ですが、株価が回復したなかでも、利上げの織り込みが進むどころか、利下げの織り込みがほぼ解消していません。
政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利先物からみますと、2020年末まで0.82回の利下げを織り込んだままです。
さらに、米政府機関閉鎖の影響で米経済指標が大きく落ち込んでいることから、この利下げの織り込みが全く回復してきません。
この利上げ/利下げ回数の織り込みとUSDJPYには相関があり、昨年3回目の利上げが実施された翌日、9/26以降の相関では、y=3.2588x+112.73という相関が存在します。
(yがUSDJPY、xが利上げまたは利下げの織り込み回数、利下げの場合、マイナスをつけて代入)
現在の利下げを織り込んだ水準と整合的なUSDJPYの水準は、110.06程度ですから、現状1円以上割高で推移していることになります。
今晩のFOMC、「バランスシート縮小の時期の明示」に加え「長期の政策金利の見通しの引き下げ」まで示した場合、どうしてもこの先の利下げをさらに織り込む可能性が浮上します。
ここまで株価の回復の原動力であったのは金利の低下、金利の上昇を促すような政策が取られる可能性が低いと考えます。
ハト派色強く、ドル売りイベントではないか?と踏みます。
■トレードポイント
●EURGBP
ショート
●EURGBPのオプション
EURプット/GBPコール、
現在のポジションサイズ、★★★
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