利上げは通貨の魅力の増加につながりそうですが、以下の結果よりそうならない現実があります。
なぜなら、利上げ開始前に変動をほぼ終えてしまう側面があるからです。
11月中旬以降、FRB(米国の中央銀行)の新任クラリダ副議長が「世界景気の減速」に言及して以降、FRB高官、連銀幹部からの同様の発言が相次いでいます。
昨日もカプラン、ダラス連銀総裁からもこれに同調する発言が続き、徐々に来年の利上げ停止が視野に入ります。
ではここまでの米国の8回の利上げでは、200bp(2.00%)の利上げを実施しましたが、これが「ドル高」に寄与しているか対JPYで確認してみると…。
⇒「していません」
では細部を見てみましょう。
利上げ当日の終値と翌月の月末終値を比較した場合、5回が下落、翌々月に至っては6回が下落と利上げが「米ドル」の上昇に直結していません。
この先、米国で利上げが想定以下の回数で終わった場合(利上げの停止・休止含む)、ドルのパフォーマンスが著しく低下、つまりドル安局面入りと踏んでいます。
ブッシュ(父)元大統領の国葬を明日に控え、株式市場の休場が事前に伝えられています。
実質米国市場が明日休場となるわけですから、場合によっては本日より為替市場でも取引を見送る参加者が増えてくるかもしれません。
■トレードポイント
●EURUSD☆☆☆
ロング
●USDJPY☆☆☆
ショート