2年前の米国の大統領選でのトランプ候補の勝利後に沸いたトランプラリーから早2年が経過し、来週に中間選挙が迫ります。

現時点での焦点や注目点をざっとまとめてみます。

まず、1990年以降に実施された中間選挙は全部で7回。

そのうち、米ドル/円で前月10月の動きが11月に反転したのが5回。

再現性だけを考えると先月は陰線で引けていますので、今月陽線が出る可能性が高いともいえます。

以下はシナリオ別の分析です。

●上院共和党/下院民主党の場合

大手政治・選挙サイト”FiveThirtyEight”をみても確率は現在85%でメインシナリオ、やや米ドル安へ。

●上下院とも共和党の場合

サブシナリオだが可能性は低く、やや米ドル高へ。

●上下両院とも民主党の場合

完全な番狂わせでネガティブサプライズ、株価の下落を伴い米ドル安へ 。

2年前を振り返りますと、終始ヒラリー・クリントン民主党候補は優位に選挙戦を戦ってきました。

しかし、結果は敗北、直前の世論調査は絶対ではなく、念の為全ての選択肢を事前に吟味しておく必要はありそうです。