【米中貿易摩擦からの景気減速のしわ寄せをモロに受けるのが輸出入で中国依存度の高い豪州、そしてNZです。USDJPYの直近10年の7月の上昇下落をみると3勝7敗で下落しています。】

●オセアニア通貨の中期展望

豪州の貿易相手国、輸出入ともにトップは中国です。

輸出のみで33%が中国向けですから、豪州経済の中国依存度の大きさが分かります。

NZも輸出トップが豪州であることを除けば構図は全く同じで、中国依存度が極めて高いといえます。

つまり、両国共に米中貿易摩擦が激化し、中国景気の減速が意識された場合、一番最初に打撃を受けるのはこのオセアニアの両国です。

2016年以来の水準まで売られてきたNZDなども、反発の兆しすらみえません。

●USDJPYの7月は上昇?下落?

比較的堅調に見えるのがUSDJPYとなりますが、この10年でみた場合、7月は3勝7敗と下落で終わる年が多くなっています。

これは季節的な要因で、海外資産の利金・配当・不動産収入からの円買い需要が集中するわけですから、今年もこうした構図には変化はありません。

3月安値以降、株価の持ち直しに伴い堅調推移してきたUSDJPYですが、8月の米国債の償還、利金の円転(円買い)は毎年意識されることですので、7月は下落の可能性が高いといえます。

■トレードポイント

1/4まで減額したAUDUSDのショート、EURJPYのショートを継続。

TwinCloud30分を使い、NZDUSDを売ります。

デイトレでは、TwinCloud5分を駆使し、AUDUSDやNZDUSDの売り回転が良いかと思います。

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有料メルマガ+掲示板SmartLogicFXの記事を抜粋。

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