こんばんは。
今月のWM(London fixing)は短期勝負。
フローとしては、前レポートのとおり、ユーロドルの売り。
他通貨では、ドル円の買い、ドルカナダの買いなどがもちこまれたようですが、
メインは、ユーロドル。
ECBの資金入札の後、反発したたユーロドルですがWMの直前は1.2290近辺で推移。
その後WMに向けてわずか10分ほどで急落。
自分も含め多くのトレーダーがユーロをWMに向け、追撃売り。
WMのレートは1.2247-52.
東京時間の深夜0時にそのレートが付いた後、短期筋がいっせいに買い戻し、あっという間に1.2290まで反発。
この短期勝負で、今月のWMは終了。
その後のユーロドルは方向感を失って1.22台後半で推移。
さて今回のユーロドル上昇の発端となったECBの資金入札ですが、トレーダー間では、ちょっと過剰反応ではないか?との意見が大半。
確かに事前予想は2500億ユーロとの声も上がっていましたが、例えば某米M証券の予想は1500億ユーロ。
結果は1319億ユーロ。
別段大きくかけ離れた数字ではないのですが、一部には3、000億以上の資金需要があるとの予測もあり、市場はリスク回避モードに対する期待感があったもよう。
そのためユーロドルのショートカバーを誘ったようです。
いずれにせよ、ECBの資金入札と、月末のLondon fixingというイベントは終了。
この後は、ユーロスイスなどのユーロクロス中心にユーロドルは再びじわじわと下落していく可能性がたかいのではないかと考えています。
ユーロドルを再びショート。豪ドル円のショートはキープで、
今晩は終了したいと思います。
お疲れ様でした。