西原宏一のシンプルFXトレード 有料メルマガの一部を抜粋してお届けします。
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「America first」」というキャッチフレーズのもと、他国に対して関税を上げようとしている米国に対し、EUが報復関税に。
対米報復関税は7月から導入。
欧州委員会は「一方的で違法なアメリカの決定に対し、WTOのルールに従った対抗措置を行使するとのこと」
加えてG7財務相会議での議長声明では
「アメリカの追加関税に対し6カ国が全員一致の懸念と失望を抱いた」と発表。
通商問題は加熱していますが、マーケットはrisk on.
米株は上昇、NASDAQは高値を更新。
America firstは、他国を無視しても米国有利ということで米株は上昇?
America firstはすでにrisk onなのか?という雰囲気。
一方米朝首脳会談の準備は順調に進んでいる模様。
サンダーズ報道官によれば、Meeting
の場所は、当初候補にあがっていたMarina
Bayとかシャングリラホテルではなく、
セントーサ島の高級ホテル、カペラホテルと決まった模様。(警備の面を重視して)
北朝鮮のホテル代金はSingapore 政府が払う模様。
一方既報のように、ユーロに関しては、ECB>イタリアの政局の混乱という流れに。
イタリアの混乱に対して、確たる遠慮もなく、バイトマンドイツ連銀総裁は「年内の債券買い入れ終了を見込む市場の期待は妥当だ」とのこと。
ドイツの金利は上昇。
ユーロは底堅く推移。
ECB>イタリアの政局の混乱ということになれば、方向感なく乱高下するも
ユーロドルはどちらかというと底堅い動きになるのではないかと想定しています。
これだけ通商問題がピックアップされてる中で、金利も株もどんどん上がるという流れにいまひとつピントこないといったところ。
ドル円は現在、109.90円、ユーロ円は129.55円。
ユーロ円の高値は129.95円まで。
ドル円は200days
SMAが110.20円に位置しており、そのあたりを攻めあぐねて反落。
ドル円、ユーロ円のshortで変わらず。