7日の米株は続落。
米中貿易協議が、3月1日の関税引上げ期限までに

合意に至らないとの懸念が広がったため。

10 yearの米国債利回りは2.65%に低下。

ただ米国債利回りの低下はドルの下落に結びつかず、

豪ドルやユーロ単体での悪材料のほうが目立ち、

ユーロや、AUDドルが下落。
結果、米国株が軟調でrisk
offの動きもあり、豪ドル円、ユーロ円のクロス円が下落。

既報のようにdemarkの日足で買われすぎを示唆しているNYダウは軟調。
ただ昨日の動きは調整に過ぎず、

反転して続落するかどうかは、本日の相場次第。

すごい値動きだったのがポンド。

英中銀政策決定会合では、

2019年の成長見通しを従来の1.7%から1.2%へ、

2020年を1.7%から1.5%へと引き下げ。
呼応して、ポンドドルは1.28台半ばまで急落。

ポンド円も下落しており、ここまでは、

他の豪ドル円、ユーロ円といったクロス円と同じ動き。

ただ、その後、なんのnewsもなく、1.3000レベルまで急反発。

これがポンドの怖いところ。

トレンドが明確な場合のポンドは、volatilityの高さもあって、

利益を上げやすい通貨であるのですが、いったん調整局面に入ると、

なんのnewsもなく乱高下するため、一転して、殺人通貨と化します。

こうなるとヘッドラインで

こういうnewsが出ていたからetcというのは完璧に後付となり、

市況を後から読んでも意味がないので、当面ポンドの取扱には要注意。

NY cutです。

ユーロ・ドル: 1.1280 (9.02億ユーロ)、 1.1380
(9.89億ユーロ)、1.1400 (3.38億ユーロ)、 1.1450
(2.79億ユーロ)
注目のストライク: 1.1365 (20億ユーロ期限2月12日)

ドル・円: 109.00 (17億ドル)、 109.25
(4.6億ドル)、 109.50(3.25億ドル)、 110.00
(6.43億ドル)

ポンド・ドル: 1.2900 (3.52億ポンド)、 1.3000
(2.03億ポンド)

豪ドル・ドル: 0.7090 (2.48億豪ドル)、 0.7100
(6.59億豪ドル)、0.7105 (2.32億豪ドル)、 0.7200
(5億豪ドル)

ドル・加ドル: 1.3200 (7.06億ドル)、 1.3220
(4.65億ドル)、1.3275 (2.11億ドル)、 1.3390
(2.6億ドル)

NZドル・ドル: 0.6765 (4.14億NZドル)

ユーロ・ポンド: 0.8700 (3.6億ユーロ)、 0.8780
(2.81億ユーロ)

出所 Bloomberg

ユーロドルの1.1365にoptionがまとまっていて

上値をおさえる圧力となりそう。
ドル円は110.00円がかなりおちて、109.00円にまとまっています。

ドル円、AUDドルのshort(合成の豪ドル円のshort),豪ドル円のshort.

以上

 

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2/8、9:19配信 米中貿易協議
西原宏一のシンプルFXトレード 有料メルマガの一部を抜粋してお届けしています。