おはようございます。
24日の欧米市場では、近いバリアが軒並みブレイク。
まずアジア市場からユーロ円の107.00円、ドル円の84.50円のバリア以下にあるstop lossが急増していることが話題に。
stop loss注文が増加していることにアジア市場のトレーダーはかなり神経質になり、某友人は「できればロンドン市場でこうしたstop lossを執行してもらいたい」とのコメント。
アジア市場では準公的機関がドル円の84円台後半に買い注文をおいていたため、大きな動きはなし。
ロンドン市場に入り、上記のドル買い注文がキャンセルになったとの噂でマーケットが動意ずきます。
まず、ドル円の84.70円がブレイクすると84.50円も立て続けにブレイク。
マーケットのボラティリティ自体が急騰し、巨大なバリアと噂されていた107.00円が突破されるとユーロ円が急落。
ユーロ円は106.00円も突破し一時105.44円まで急落。
その影響でドル円も84.00円のバリアもブレイクされ83.60円まで到達。
期近なバリアがすべてつくと、マーケットは落ち着きを取り戻しNY市場は84円台に戻して終了。
昨晩の欧米市場では、オプションが話題の中心でしたが、注目すべきは米住宅の数字。
米国の7月中古住宅販売件数は383万件と市場の事前予想(465万件)を大きく下回る結果に。
S&P500が7週ぶりの安値へ
2年債利回り過去最低に。
本邦当局の対応とは別に、米経済の悪化が顕著になってきているので、ドル円の回復はさらに困難に。
開けて本日の東京市場では、政財界から「急激な円高に対する政府の対応=注意深く見守る」に対する不満の声が多数。
これに呼応していつものように?政府の新たなる対策への期待感からドル円は少しずつ反発し、ドル円は84.35円まで回復。
これに対し根本的対策はないと考えている多くの海外勢がドル円の戻り売りを狙っており84円台後半にドル売り注文が並ぶといった展開。
現時点では、流れは変わっておらず、ドル円、ユーロ円とも戻り売り継続でしょうか?