【予想を当てたいのか、マネーを得たいのか?】
多くのFXトレーダーは相場を当てようとします。
相場の先行きが読めれば、上がる前に買って、利益を積み上げ、下げ始める前に売り抜けて、大きな利益を手にできると考えます。
しかし、「相場を当てる」のは重要でしょうか?
この考え方は半分が正しく、半分は間違っています。
それを読み解くためには、
「相場を当てる」ということと、「FXで利益を得る」ということを整理して考える必要があります。
つまり相場の先行きがどうであろうと、例えば、上がろうと、下がろうと、
取引上手ならFX取引で利益を得られる方法がある、ということです。
そして、そうしたFXで利益を得る取引方法には様々なやり方があります。
本書では、こうしたFXで利益を得る方法について解説します。
【ファンダメンタルズと決別する!】
個人投資家のファンダメンタルズは妄想です!
個人投資家は、 マーケットの動きに振り回され、
巷のファンダメンタルに振り回され、
仮説の上に仮説を重ねてしまいやすいです。
中央銀行が利上げしても上がったり上がらなかったり、
米朝が戦争になったら、ドル円がどうなるかなど
こうした予想で取引するのはとても難しいです。
でも、こうした考え方は危険です。
最初の条件(米朝開戦)が起こる確率は1/2、
さらに2番目(円高・円安)の確率も
相場の上昇か下落なので1/2
すると、将来、何かが起こり上に動く確率も、
下に動く確率も、1/4ずつ。
1/4、こんな低い確率で上手く行くはずがないのに、
これを考えてしまうのが個人投資家の間違ったファンダメンタルズなのです。
こんな考え方は捨てて、チャートの事実を見ましょう。
【この本について】
本業以外の副収入を増やしたい人に最適なFX取引法について解説しています。
日足か週足で、1日1回か2回チャートを見て、
ダウ理論で高値や安値を確認して、ゆったり取引をしましょう。
個人投資家はファンダメンタルズに翻弄されがちです。
ファンダメンタルズは捨てて
テクニカルに専念するのが最適なFX取引法でしょう。
今の利益、目先のお金欲しさに焦って思い付きで取引して資金を失うのではなく、
本書と共に1年ぐらい時間をかけて、
利益を得るための取引技術を身に着け2年先5年先の
大きな収益や生活の変化につなげてください。
50代。専業トレーダー。個人投資家(資産非公表)。大学卒業後、資格試験に挑戦するが挫折。就職できず仕方なく起業。事業経営の間に投資を開始。事業譲渡後の現在は個人投資家。FXは2007年から取引を開始した。
2009年ブログ虹色FXを開始。2010年月刊FX攻略.comでFXコラムの連載開始。2011年インヴァスト証券ディーラーズ・バトルで相場観を配信開始。
2012年からは有料メルマガ&掲示板「西原宏一のシンプルトレード」で、ディナポリ・チャートを使った相場分析を担当。(2019年8月末にてサポート配信終了)
FXや投資関連書籍の企画やラジオNIKKEIの番組制作、FXセミナーの企画構成やレポートの執筆、YenSPA! などへの寄稿など幅広く活動。週末はテニス、平日はジムで加齢と戦う。